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国産スポーツの代表車種、トヨタ スープラがデフのオーバーホールで入庫しました。
今回はギヤ比の変更のためファイナルギヤも一緒に交換です。

では作業に取り掛かりましょう。

まずはデフケースをおろすためプロペラシャフト、ドライブシャフトを外します。
落っこちないようにしっかりとミッションリフトをかけて。
事前に内部のオイルを抜いておきます。
そしてメンバーに止めているボルトを最後に外します。
ゆっくりと外し忘れの物がないかを確認しながら降ろし完了です。
オイルを抜いてはありますがまだ中に残っていますので
準備をしていよいよ分解に入ります。
サイドフランジを抜きます。
メカニカルなギアが出現です(゚∀゚)
リヤカバーを外します。案の定オイルがたれてきますね。
結構汚れています・・・。こりゃ洗浄しなきゃな( ´Д`)
サイドベアリングごとデフを外します。
再使用するパーツはひたすら洗浄します。これで新品同然です♪
残りのケース側もプーラーで分解して・・・。
ついに分解完了で━(゚∀゚)━す!
すっかりバラバラですね。殺人現場です(笑)
ケースも真っ黒です(;゚д゚)こちらも綺麗に洗浄しましょう(≧∇≦)
古いベアリングもプーラーで抜いて。
すべてばらし終わり、洗浄も終わったところです。
結構部品点数ありますね(;´Д`)
しかしこの道ウン十年もやってきたので
余裕で組み立てできます(´ー`* ))))
ベアリンブレースをケースに圧入。
ピカピカです。
ベアリングもプレスでピニオンシャフトに圧入します。
専用工具があるのでバッチリです。
まずはピニオン側からプリロード調整をしながら組上げていきます。
オイルシールの交換も忘れずに。
ギヤ比の変更のためピニオンもリングギヤも交換されています。
歯当たりの点検調整、プリロードの調整
バックラッシュの調整をしながら組上げていきます。
しっかり洗浄したのでピカピカです。
最後にシールパッキンを合わせ面にグリスを塗って。
カンペキだ!
あとは元通りに車両にのせてオイルを入れ、
しばらくリフト上で負荷をかけずに慣らしてあげ、作業終了です。
せっかくなのでシャシブラでペイントです。
見た目も以前より綺麗になりました。